2017 AUTOBACS SUPER GT Round1
「OKAYAMA GT 300km RACE」 REPORT

■2017 SUPER GT 第1 戦 参加に際して

2017 年度から大幅に変更になりましたテクニカルレギュレーションに合わせ、新造されました
NISSAN GT-R NISMO GT500 は、モノコックこそ形状の変更はないものの、その他はすべて変更され、全くの別車両に進化したGT-R にミシュランタイヤを装着し、最強と言われたパッケージを本年度も継続して実現することができました。チームの体制は、メインスポンサーとしてエスロード株式会社様、そしてサブスポンサーとしてクラフトスポーツ様にも継続してご協力を頂き、2017 年度も#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の車名で戦います。車両デザインは一部のみの変更に留め、ドライバーも昨年から継続の本山哲、千代勝正と、勝てる体制を維持したまま、本年度も監督を務めます大駅俊臣を先頭に、本山哲、千代勝正をはじめとするすべてのMOLA スタッフが一丸となり皆様と共にまずは1勝、そしてチャンピオン獲得を目指し頑張ります。シーズンオフの間にすでに何度もテストを繰り返していた#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R と両ドライバー、チームスタッフは、開幕戦の前日までの時間をすべて費やし、万全な体制で開幕戦岡山に向かう事ができていた。

 

■4 月8 日(土)公式練習 9:00-10:25(混走)10:35-10:45(GT500) 入場者数:9,700 人
天候:曇り コース:ウエット/ドライ 気温:18℃ 路温:20℃

前日から降り続く雨は、朝まで霧雨として残り、前走で行われたFIA-F4 の予選時にはウエットタイヤでの走行となるコースコンディションであった。しかし、気温はそれほど低くなく雨も止み、曇り空のウエットコンディションというコースコンディションで2017 年初セッションとなる公式練習が9 時より行われた。

9 時の開始と共にコースインした#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のドライバーは本山。タイヤは全車ウエットタイヤであった。シーズン始めのセッションという事もあり、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、1 周でピットに戻ると各部入念にチェックされ、開始から約8 分後に再びコースイン。ウエットコンディションでのバランス確認へと入った。タイムは1 分29 秒463。ピットに戻った#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの本山は、車両セットをアジャストし、1 分28 秒393 にタイムアップするも、チームは路面状況の変化が著しい中、ハーフウエットコンディションのうちに千代にドライバーを交代して状況を確認させるスケジュールに変更。コースインした#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は1 分27 秒993 のタイムをマークするも、セッション開始から55 分のところで、コース上にストップした車両回収のために赤旗が提示され、一旦セッションは中断。この赤旗は10 時7 分に解除となり、セッション再開。この頃には、多くの車両がスリックタイヤを装着するほどにコースコンディションは回復していた。

#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のドライバーは再び本山に交代し、スリックタイヤを装着してセッション再開と同時にコースに戻った。しかし、車両セットと路面状況がマッチしないのか、タイムは1 分21 秒108 に留まり混走時間の終了となった。10 時25 分から10 分間のGT300 専有走行時間を挟み、10 時35 分からのGT500 専有時間帯での#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のドライバーは千代。千代はこの10 分間のGT500 専有時間帯で、予選に向けたNEWタイヤでのアタックを行う予定となっていた。混走の時間帯で手ごたえが悪かった#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R は、10 分間のインターバルでセッティングを変更してNEW タイヤでのアタックに備えたが、それでも他車が1 分18 秒台に突入していく中、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のタイムは1 分20 秒381 と伸び悩んだままセッションの終了を迎えた。

公式練習の結果は、#38 ZENT CERUMO LC500 が1 分18 秒600 で2017 年最初のセッションでのトップタイムをマーク。2 番手には#36 au TOM’S LC500 で1 分18 秒882、3 番手には#37 KeePer TOM’S LC500 で1 分18 秒926 とトップ3 をLEXUS LC500+ブリヂストンタイヤ勢が占める結果となった。NISSAN GT-R 勢では、#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rが1 分19 秒228 の5 番手でNISSAN GT-R 勢の最上位。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは1 分20 秒381 の15 番手で最下位という結果となった。
 

■4 月8 日(土)公式予選 ノックアウト方式 ・15:05-15:20(Q1)
天候:曇り コース:ドライ 気温:19℃ 路温:21℃

このQ1 での上位8 台のみがQ2 に進出でき、8 台での争いの中からポールポジションが決定する。GT500 全車によるQ1 での#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のアタッカーは千代。コースコンディションはドライでありながらも、天候は曇り、そして時折雨粒を確認することができるなんとも落ち着かない空模様であった。先に行われたGT300 のQ1で赤旗中断があった影響から、GT500 のQ1 は3 時15 分からに変更となり、ウエットタイヤの使用を認めるウエット宣言も出されていた。Q1 開始となり、天候が崩れる前にアタックを開始する車両も数台いる中、約7 分が経過したところで残りの全車が動き出す。

#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代も周りの動きに合わせてピットアウト。入念にタイヤ、ブレーキに熱を入れながら間合いを測る#46 S Road CRSFTSPORTS GT-R の千代は、計測3 周目で1 分19 秒616 とこの日のベストタイムをマーク。各車が目まぐるしくタイムを更新、順位変動していく中で、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は続けて計測4 周目のアタックに入る。しかし、ここでタイムを上げる事が出来ずにチェッカーが出され、GT500 クラスのQ1 終了となった。

 

Q1 の結果は、#38 ZENT CERUMO LC500 が1 分18 秒521 でトップ、以下0.1 秒以内にトップ5 が入る僅差での争いとなった。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R は1 分19 秒616 で15番手。Q2 にはLEXUS LC500 が5 台、HONDA NSX が3 台進出。NISSAN GT-R の4 台は全車Q1 敗退という結果となった。後に行われたQ2 では赤旗が2 回提示される荒れた状況の中、#8 ARTA NSX-GT が1 分20 秒604 でポールポジションを獲得した。

■4 月9 日(日)決勝レース 14:30- 82LAP 入場者数:17,300 人
天候:曇り コース:ドライ 気温:19℃ 路温:25℃

相変わらずどんよりとはっきりしない天候の岡山国際サーキットでの開幕戦の朝であった。夜に降った雨がコース上に残り、朝の路面はウエットコンディションであったが、昼頃からは日差しが時折顔を出し、レーススタート進行時には完全なドライコンディションになっていた。

昨年まで決勝日朝に実施されていた30 分間のフリー走行がなくなり、to GRID 前に行われていた8分間のウオームアップ走行が20 分間へと変更になった。各チームがこの20 分間で、レースに向けての確認を行う為、少し慌しいウオームアップ走行にも感じた。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R もこの20 分間で出来る限りの調整を行い、グリッドへと向かった。
 

 

#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R のスタートドライバーは千代。天候も相変わらずどんよりした波乱を思わせる空模様の中14 時30 分に、まずは警察車両先導によるパレードラップの開始となった。ここで5 番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT がスタート出来ずに隊列から離れる。しかし、ルール上はパレードラップ中にスタートを切ることができれば、フォーメーションラップで元のポジションへ戻れる事になっていたものの、スタートを切った#17 KEIHIN NSX-GT は元のポジションに戻る前に再びコース上にストップ。このため通常1 周回のフォーメーションラップは2 周回目に突入する事となる。

すると今度は、ポールポジションの#8 ARTA NSX-GT がコース上でストップ。ここで赤旗が提示され、一旦中断されるという波乱のスタートとなった。赤旗中断によって、ホームストレート上に隊列を整えて停車することになると、12 番手スタートの#64 Epson Modulo NSX-GT が隊列から離れてピットに戻され、スタート前に早くも3 台のHONDA NSX-GT 勢が戦線離脱。

 

#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は、12 番手からスタートを切る展開となった。14 時54 分、コース上の車両回収も終え、当初のレース距離から1 周減算の81 周のレースへと変更になり、ホームストレート上からセーフティーカー先導によるセーフティーカースタートとなった。再び各車セーフティーカーの後方で車両を左右に揺すりながらタイヤ、ブレーキに熱を入れスタートの合図を待つ。セーフティーカー先導は2 周回続き、残り79 周でセーフティーカーがピットに戻り、2017 年SUPER GT 開幕戦、OKAYAMA GT 300km RACE の本当のスタートが切られた。
 

このスタートでの波乱はなく、縦1 列にきれいに並び、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代も12 番手でレースを進める。しかし6 周目、ダブルヘアピンでGT300 車両がクラッシュ、さらに8 番手を走行していた#100 RAYBRIG NSX-GT がコース上にストップしてしまったことにより再びセーフティーカーが導入される。8 番手を走行中だった#100 RAYBRIG NSX-GT がストップした事により、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代の順位は11 番手に浮上。セーフティーカー導入は5 周回続けられ、レース12 周目で再スタートとなった。

 

10 番手走行の#23 MOTUL AUTECH GT-R の背後にぴったりと着いて11 番手から再スタートを切った#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は、1 分21 秒台でその差0.5 秒を維持し、オーバーテイクのチャンスをうかがいながらレースを進めた。何度も並びかけながらも無理を避けていた#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代であったが、29 周目のバックストレートで並び、ヘアピンでインを奪うと、そのまま#23 MOTUL AUTECH GT-Rをオーバーテイク。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代はポイント圏内となる10 番手にポジションを上げた。

10 番手#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの約4 秒前を走行する7 番手#16 MOTUL MUGEN NSX-GT、約3 秒前を走行する8番手#12 カルソニック IMPUL GT-R のラップタイムは共に1 分22 秒台後半に落ち込み、1.5秒前を走行していた#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R は1 分23 秒台にまでラップタイムを落としていた。#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R は翌30 周にピットイン、早めのタイヤ交換を行うこととなった。未だ1 分21 秒台で走行する余力を残していた#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代には、タイヤの状況を確認しながら、ラップタイムの落ち込みが見えるまでピットインは先延ばしする作戦がチーム無線にて告げられ、その指示を受けた #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代も、レースラップの半分以上の走行を視野に入れながら、前を追う走行に切り替えた。
 

31 周目、9 番手#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 千代のラップタイムは1 分21 秒台。7 番手#16 MOTUL MUGEN NSX-GT のラップタイムは1 分23 秒台、さらに32 周目には1 分26 秒台にまで落ち、#12 カルソニック IMPUL GT-R が7 番手に浮上、8 番手となった#16 MOTUL MUGEN GT-R の背後に#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代がつけていた。ラップタイムを大幅に落としていた#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは翌33 周目にピットイン。これにより8 番手に浮上した#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は、約3 秒差となった7 番手の#12 カルソニック IMPUL GT-R を追った。

しかしその矢先、アトウッドコーナーの立ち上がりで少しアウト側に膨らんでしまった#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の千代は、朝のうちまでの雨で濡れた芝生に足をすくわれた形となってしまい、コントロールを失い、意に反してそのまま左のコンクリートウオールにクラッシュしてしまう。これにより、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R はサスペンションを壊してしまい、今度はバックストレートを横断するように右のコンクリートウオールにこすり付ける形で停車。サスペンションが壊れて走行不能になったとの無念の無線が千代から入り、この瞬間#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R の2017 年の開幕戦は終わりを迎えた。
 

SUPER GT 開幕戦“OKAYAMA GT 300km RACE”の結果は、レース2 周目からトップをキープした#37 KeePer TOM’S LC500 が開幕戦を制し、終盤激しいトップ争いを見せた#6 WAKO’S 4CR LC500 が2 番手、9 番手スタートからの追い上げを見せた#1 DENSO KOBELCO SARD LC500 が3 番手に入り、表彰台をLEXUS LC500 勢が独占。結果的には上位6 台をLEXUS LC500 が占める形となった。

NISSAN GT-R 勢では、8 番手でレースを進めていた#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R が早めにピットインする作戦をとるも、その後もラップタイムを上げることが出来ずに10 番手でのフィニッシュ。39 周目にピットインした#12 カルソニック IMPUL GT-R が8 番手フィニッシュ。36 周目にピットインした#23 MOTUL AUTECH GT-R が7 番手でNISSAN GT-R 勢最上位に。

 

HONDA NSX-GT 勢では、唯一トラブルが出なかった#16 MOTUL MUGEN NSX-GT の1 台のみが9 番手でレースを終えた。
 

■OKAYAMA GT 300km RACE GT500 RESULT

■2017 Driver Ranking GT500

本山 哲 選手 コメント
今シーズンの参戦に向けてサポートを頂きました皆様に御礼申し上げます。今期NEW マシンが投入され、オフのテスト期間を通して、精力的に開発を進めてきましたが、3 月に行われた合同テスト、そしてこの開幕戦の予選でもまだ本来のポテンシャルを発揮する事が出来ずにいました。しかし、レースでは千代選手でスタートして、前半は粘りの走りでクリアラップが取れるようになったところでポジションを上げてピットインのタイミングをはかるという計画を立てていて、序盤は思ったとおりの展開に持ち込めていたと思います。それだけに34 周目でのリタイヤは残念な結果です。オフのテストからここまで流れが良くない状況ですが、課題は見えてきているので、早い段階で本来の性能を発揮できるように頑張って、次のレースでは仕切りなおして少しでも多くのポイントが獲得できるような位置で戦いたいと思っています。シーズン最後まで熱い応援をよろしくお願いいたします。


千代 勝正 選手 コメント
練習走行がウエット路面からのスタートとなり、十分にマシンの調整が行える時間がないまま、予選をむかえる事となり、Q1 では思うようなアタックが出来ずに残念な結果で終えてしまいました。しかし、決勝に向けて調整を続け、ここまで車の状況が厳しかった中、決勝に合わせたセットアップは良い方向に向いていて、前を追えるレースが出来ていました。そして1 台抜いて前がクリアになり、プッシュし始めたところで攻めすぎてミスをしてしまいました。34 周目のクラッシュは100%自分のミスです。ポイント獲得も見えていたし、今は着実にレースをしてポイントを確実に取らなければいけない時だと分かっていたのですが、本当にもったいないミスでした。今はチームや本山選手、サポートして下さっている皆様、応援してくれたファンの皆様に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。次戦以降はこのようなミスが無い様に戦い、挽回できるようにがんばります。


大駅 俊臣 監督 コメント
初めに、今シーズンも皆様方のサポートを受けシーズンスタートを切ることができましたことを心より感謝御礼申し上げます。2017 シーズンは新しいレギュレーションで製作されたNew Car での戦いなのですが、まだGT-R 本来のポテンシャルを発揮できていない状況です。厳しい状況の中、予選ではGT-R 勢が下位に沈んでしまいました。決勝レースは車両バランスもよく最後尾から順調にポジションをアップしていきました。今シーズンもともに戦うミシュランタイヤのレースペースは良く1st スティント担当の千代の周回数を伸ばし更なるポジションアップを図るべく作戦で走行していました。プッシュし続けていましたが残念ながらコースアウトを喫しリタイヤ、ノーポイントでレースを終えてしまいました。ドライバーはこれからも今まで以上の攻めの走りをしてくれるでしょう。そしてチームとしては早くGT-R 本来のポテンシャルを引き出せるよう努力し、Rd2 Fuji に向け準備していきたいと思います。今シーズンも応援のほどよろしくお願いいたします。

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