top of page

#1 「MOTUL AUTECH GT-R」、

連続入賞でランキングのリードを広げる

#1「MOTUL AUTECH GT-R」、

84kg のウェイトを搭載しながらも予選3 位

第2戦(5月)で優勝を飾った富士スピードウェイで行われるシーズン2度目のラウンド。

当時とは気温・路面温度ともに大きく変わり、真夏日の中で予選スケジュールが進められていった。午前中の公式練習では、まずクインタレッリが持ち込みセットを確認。松田に交代してすぐにマシントラブルが発生し、ピットでの修復作業に時間を費やすこととなったが、セッションの最後に設定されているGT500 専有走行の時間にはコースに復帰。松田がコンディションチェックを行った。


午後2 時51 分からQ1 が始まった。Q1 担当の松田は、残り時間が9 分を切ったところでコースイン。タイヤのウォームアップを行うと、計測3 周目に1 分29 秒643 をマークし、暫定6 番手につけた。その後、同じGT-R 勢の#46 がトップタイムを奪取。さらにもう1 台が松田のタイムを上回り順位は下がることとなったが、8 番手でQ1 通過。Q2 を走行するクインタレッリにステアリングを託した。


傾きかけた強い日差しが注ぐ中、Q2のクインタレッリは残り時間6分を切ったところでコースイン。2 周のウォームアップでタイヤを温めると、3 周目に渾身のアタックで1 分28 秒997 をマークした。GT500 クラスの最重量である84kg のウェイトを搭載しながらも、予選2 位となった#46GT-R に迫る好タイムで、決勝レースに向けて3 番グリッドを獲得した。

■NISMO鈴木豊監督のコメント
「予選は出来過ぎです。フリープラクティスでトラブルが発生し、セッティングは進まず次生もあまり乗れていなかったので、皆がそれぞれベストの仕事をしてくれた結果だと思います。

特にQ1のアタックラップでは、セクター2まで他車に負けていたのですが、GT-Rが得意とするセクター3で挽回できたのが大きいです。決勝ではこの結果を生かして、良いレースをお見せしたいと思います。」

​【公式予選結果】

【決勝レース】4 位入賞でランキング首位をキープ

前日に続き真夏の日差しが照りつける富士スピードウェイ。陽炎が立ち上る中、決勝レースがスタートした。

スタートドライバーのクインタレッリは予選ポジションの3 番手を守りながら周回。4 番手の#17 NSX CONCEPT-GTに迫られる場面もあったが、ウェイトハンディの厳しいマシンを巧みにコントロールして猛追をしのいでいった。

2 台の争いが激しさを増してきた19 周目、GT300クラスの車両でアクシデントが発生し、レースはセーフティカーが導入。3位争いは一旦幕を引かれるかたちとなった。

■NISMO鈴木豊監督のコメント


「ウェイトを考えれば良いレースだったと言えます。ベストではなかったですが、想定の範囲の中で計画通りにレースを進められたと思います。

ポイントリーダーとして、2 位に差をつけることができたのも、今後に向けてよかったです。

こういったレースを繰り返していくことが、シリーズチャンピオンに向けて大事なことだと思います。

応援ありがとうございました。」

■#1ドライバー ロニー・クインタレッリ選手のコメント


「この路面温度でタイヤには最初から厳しかったのですが、ウェイトの軽いチームと違って短いスティントでドライバー交代してしまうと、後半スティントでタイヤを最後までもたせることが難しくなります。

 

ですので、我慢のレースになりました。ピットインのタイミングで2 台のホンダに先行させてしまったのは悔しいですが、4 位で終われたことは満足すべき結果だと思います。」

RESULT (66 Laps)

レースは24 周を終えたところでリスタートとなった。

#1 GT-Rは順位をキープしたまま33周を終えてピットイン。

松田にドライバー交代しコースに復帰すると、4番手でレース後半に入った。

84 ㎏のウェイトを搭載しながらも、松田は上位陣に引けを取らないペースを披露。

 

終盤には3 番手を走行する#100 NSX CONCEPT-GT に大きく接近し、65 周を終えた時点でその差を1 秒まで縮め、ファイナルラップへ突入した。

 

松田はペースを上げて猛追し、テールトゥノーズまで迫ったが、惜しくも0.3秒届かず。

 

表彰台は叶わなかったものの、4 位入賞となったことで選手権ポイントで8 ポイントを加算し、シリーズランキング首位をキープした。

■#1ドライバー 松田次生選手のコメント


「ピットインで逆転され、最後に抜き返すことができなかったことが残念ですが、4 位は上出来です。

次戦鈴鹿はウェイトハンディ100kgで臨むことになるので、当然厳しいレースになります。

 

今日みたいに粘りのレースになるでしょうが、自分たちがきっちりといい仕事をしてしっかりと結果を残し、ポイントを重ねていきたいです。」

bottom of page