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#3「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」、

10位入賞

開催日 2018年5月3 日(木)~4(金) 場所 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)
レース名 FUJI GT500km RACE 4.563km x 110 周、 参加台数:15 台 (GT500 クラス)
天候/気温 5 月3 日(予選日):雨/霧/曇り/晴れ(気温:22℃) 4 日(決勝日):晴れ(気温:23℃)
来場者数 5 月3 日(予選日):31,300 人  / 4 日(決勝日): 55,000 人    計86,300 人

【公式予選】

#3「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」、富士大会の予選は7位

 

SUPER GT2018の第2戦の舞台は、恒例となったゴールデンウィークの富士スピードウェイ。開幕戦を7位入賞で終えたNDDP RACING with B-MAXは、8kgのウェイトハンディを搭載してこのレースに挑む。

 

レース準備日の夜から、富士スピードウェイ周辺は暴風雨に見舞われた。予選日の朝には雨・風ともに落ち着いたが、今度は濃霧に包まれ、視界不良により午前中に予定されていた公式練習は午後に順延となった。

 

スケジュールは大きく変更に。まず、GT500/GT300クラスの専有走行を合わせて1時間45分設けられていた公式練習は、30分間に短縮され実施。#3 GT-Rは千代がステアリングを握りセットアップを進め、最終的に1分30秒541で8番手タイムを記録した。マシンを仕上げる時間が少ない中で、約1秒の差に10台がひしめく結果となり、予選も接戦が予想された。

 

予選方式も通常と異なり、20分間の1セッションですべてのグリッドを決定する計時予選となった。#3 GT-Rは、富士のコースレコードを持つ千代が予選を担当。2セットのマーキングタイヤを使えることになっており、千代は1セット目のタイヤで1分28秒773を記録し、暫定5番手でいったんピットに戻ってきた。タイヤを履き替え、残り時間が9分を過ぎて再びコースイン。ここで1分28秒571まで自己ベストタイムを更新したが、他のマシンが千代のタイムを上回り、最終結果は7位となった。

■NDDP RACING with B-MAX長谷見昌弘監督のコメント

「予選は去年のデータを見て千代に任せました。最初のアタックはセクター1、セクター2とトップで来て、これはトップかなと期待したのですが、セクター3でタイムを伸ばすことができませんでした。タイヤを交換してまたアタックをかけましたが、今度は周囲に比べて上がり幅が小さかったです。岡山では給油に時間が掛かってしまいましたが、その原因は分かり対策も済ませていますから、決勝レースには期待しています」

【決勝レース】

10位入賞で2戦連続ポイント獲得

 

決勝日は前日と一転し、強い陽射しが照り付ける1日となった。気温23℃、路面温度40℃というコンディションのもと、5万5000人が見守るなか、決勝レースがスタートした。

500kmという長距離のため、ピットストップは2回。スタートドライバーは千代が担当した。スタート直後で混乱の多いオープニングラップで順位をキープした千代だが、タイヤと路面コンディションがマッチせず、苦しいスティントに。そんな中でも自力で1台をかわし、36周目に最初のピット作業へと向かっていった。このピットインでは、スタート時とは違う種類のタイヤをセレクト。本山へとドライバー交代し、第2スティントへと進んだ。

 

第2スティントでは、本山がそれまでのベストタイムを更新。前とのギャップが開いていたため順位の逆転はなかったものの、安定したペースで37周を走り、73周目に2度目のピット作業に入った。前戦・岡山大会では給油スピードに課題を抱えていたチームだったが、今回はそれを克服し、スムーズな作業で第3スティントの千代を送り出した。最後のスティントを任された千代は、1分30秒723とトップグループとそん色のないベストタイムを記録するなど速さを見せ、10位でチェッカー。#3 GT-Rは2戦連続でポイント獲得を果たした。

■NDDP RACING with B-MAX 長谷見昌弘監督のコメント

「我々が予想していたよりも路面温度が高くなり、スタートに使ったタイヤが柔らかくて路面にマッチしませんでした。第2・第3スティントは硬めのタイヤを使ってそこそこ走っているので、大きなポイントはそこでした。それと千代がGT300車両をパスするのに手間取っていて、そこでタイムロスをしてしまっています。今回、終盤にロニー(クインタレッリ)の後ろを走っていい勉強になったようなので、今後に期待します。2戦連続でポイント獲得はできていますが、鈴鹿ではもっと大きなポイントを取りたいですね」

 

■本山哲のコメント

「思ったよりもペースが上がらなかったです。それはスタート時のタイヤ選択や、クルマのセットアップなどにちょっと悪いところがあったのかもしれないので、データを見て見直していかないといけません。結果としてパフォーマンスが高くなかったということです。チームとしては2戦連続でポイントを取れたので、次は良い成績を取って前進していきたいです。鈴鹿は好きなコースですし、クルマにもタイヤにも合っていると思うので表彰台を狙えるよう準備したいです」

 

■千代勝正のコメント

「スタートして混戦の中でポジション取りが悪くて順位を落としてしまったり、GT300の処理に手間取ったりしました。タイヤ選択も路面温度が上がってしまってマッチングが良くなくペースを上げられませんでした。次の本山さんのスティントから23号車と同じタイヤに交換して追い上げることができました。単独ではラップタイムも良かったのですが前半の遅れは取り戻すことができませんでした。次の鈴鹿は僕も本山さんも得意なので表彰台、優勝を狙っていけると思います」

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