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#23 「MOTUL AUTECH GT-R」、6位入賞

開催日 2018年5月19日(土)~20(日) 場所 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
レース名 SUZUKA GT 300km Fan Festival  5.807km x 52 周、 参加台数:15 台 (GT500 クラス)
天候/気温 5 月19 日(予選日):晴れ(気温:21℃) 20 日(決勝日):晴れ(気温:20℃)
来場者数 5 月19 日(予選日):20,000 人  / 20 日(決勝日): 33,000 人    計53,000 人

【公式予選】

最大ハンディで挑む鈴鹿、予選は15位

 

鈴鹿でのレースは、昨年までは1000kmの耐久レースだったが、今シーズンは他のシリーズ戦同様の300kmでの戦いに。第2戦富士大会で優勝した#23 GT-Rは、GT500クラスの中でも一番重い37kg+燃料リストリクター1ランクダウンというハンディを背負って今大会に挑む。

 

予選日は朝から青空が広がっていたが、強風に見舞われた。午前中の公式練習では、その影響もあったか、コースアウトする車両が続出し3度もセッションが中断された。そんななかでも#23 GT-Rは順調に周回を進め、松田が1分46秒976をマーク。従来のコースレコードを上回るタイムを出し11番手となった。

 

公式予選のQ1は午後3時5分にスタート。アタックドライバーを務めた松田は、残り時間が8分を切るころにコースイン。ウォームアップラップを経て1周のタイムアタックに向かった。わずかにトラフィックにかかったものの、午前中のベストタイムを上回る1分46秒306をマーク。しかし、他車も速いタイムを出し、最終的には15位となった。

 

 

■NISMO鈴木豊監督のコメント

「与えられた条件の中では(ハンディを背負っている状況では)クルマの状態はいいと思うのですが、やはりハンディキャップが非常に効いていました。特にこの鈴鹿と富士は、エンジンの出力に対する感度が高いサーキットなので、燃料リストリクターの影響が如実に表れました。それを考慮すれば、我々より上にいる何台かは射程圏内ですので、決勝レースでは前に出るチャンスが出てくると思います。我々らしいレースをして、ポイント獲得圏まで行きたいですね」

【決勝レース】

次々にオーバーテイクを見せて6位入賞

 

決勝日も晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。風も前日と比べて穏やかで、レースには絶好のコンディションとなった。昨シーズンから決勝日午前中のフリー走行が廃止となり、ファン向けのイベントなどが行われていたが、決勝直前のウォームアップ走行が始まる前に、サーキットの計時システムに不具合が発生。急きょ復旧作業が必要となったため、ウォームアップ走行以降のスケジュールが40分遅れることになった。

決勝レースは午後3時28分にスタート。#23 GT-Rはクインタレッリがスタートドライバーを務めた。前戦・富士でも見せた序盤の速さを今回も活かし、オープニングラップで13番手に浮上。さらに、GT300クラスの後方集団がバックマーカーとして現れ始めると、それらもうまく利用して9周目には11位までポジションを上げた。そして、もう1台かわして10位になったところで、コースアウトした車両を回収するためのセーフティカーが導入されることに。

 

19周目にセーフティカーが隊列から離れ、レース再開。#23 GT-Rは26周を終えたところでピットに戻り、松田へとドライバー交代を行った。暫定8位でコースに復帰した松田は、交換したばかりの冷えたタイヤで後ろから追い上げてくるマシンに応戦。#23 GT-Rよりも後でルーティーンのピット作業に入るマシンや、ペナルティで後退するマシンもあり、38周目には5位まで順位を上げた。マシンのペースは安定していて、このままでゴールできるかと思われたが、周囲と異なる戦略を採りハイペースで追い上げてきた#36 LC500に、49周目に先行されて6位に後退。その後は順位を守り、6位でチェッカー。3戦連続での入賞となった。

■NISMO 鈴木豊監督のコメント

「序盤は上位陣に差をつけられていたのですが、なんとかロニーがポイント圏内に入ったタイミングでセーフティカーが出たので、我々としてはラッキーでした。また松田も交代直後のアウトラップを頑張ってくれて、それが最終的なポジションアップにもつながりました。こういった戦いを続けていくことがチャンピオン争いに残る条件だと思いますので、次戦以降もこのように頑張っていきたいです」

 

■松田次生のコメント

「終盤は、後ろからくる36号車のことよりも、前を走る12号車に追いつくことができれば……と思ってプッシュしましたが、なかなか追いつきませんでした。36号車に関しては全然ペースが違いましたから、アクシデントなどでポイントを失うよりは、と思い、無理なバトルはしませんでした。アウトラップで他のクルマを抑えられたことがこの結果につながっていると思います。なんとかポイント圏内に入ってよかったです」

 

■ロニー・クインタレッリのコメント

「オーバーテイクはできましたが、ハンディキャップがあったのでクルマの速さとしてはやはりつらいレースでした。トラフィックの中で、タイミングが良くポジションアップできて、そこからは気持ちも切り替えて攻めの走りができました。ピットのタイミングも、次生のアウトラップも良かったですね。タイでもしっかりポイントを獲って、このいい流れをつなげていきたいです」

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